即興音楽とインプロ、音と声と彼方との邂逅

即興実験工房 ゆにわ

CD『MEMORIES OF INDIA』発売。 | main | TEXT 0004
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人生の伴侶との出会いと別れ。
折しも冬至の今日、人生の伴侶との出会いと別れがあった。
もちろん、妻の事ではない。
22歳の時に、自分で買ったアップライト・ピアノだ。
Image043.jpg

当時はミュージシャン稼業はポツポツで、大して稼ぎも無いのでほとんどアルバイト生活をしていたのだが、そんな中でなけなしのお金で長期ローンを組んで買った思い出のピアノだ。
今は倒産してしまったアトラス・ピアノというメーカーの『MEISTER』というシリーズのもの。
マホガニー仕様の猫足で、音が明るいので気に入っていた。
(この一代前に親に買ってもらったKAWAIのアップライトがあったが、これは僕の上京後売りに出されてしまった。)

しかしやはり音色の面やタッチなど当然グランドよりは劣るわけで、コンサートやパフォーマンスなどをやっていく上では、家でアップライトだけで練習していると実際の現場で手の感触がなかなかグランドに馴染めずついぶっ叩いてしまうという事もあった。
また、たまにしかグランドに触れないと、グランドのもつ『音の分離のよさ』とか『音色と操作性』に飲まれてしまって、パフォーマンスというよりも、自分がグランドに触れて楽しい事の方が勝ってしまったりする事も多々あった。
そもそも即興演奏という事にに取り組んでいる限りでは、その場の雰囲気やイベントの趣旨もさる事ながら、実はそこで触れている楽器(の音色)にインスパイアされる部分は非常に大きい。
そういう意味でも、グランドの導入は、これからやっていくうえで避けて通れない課題だと思っていた。

かといって、おいそれと買えるような代物ではないので、いろいろと紆余曲折はあったのだが、この度ついに購入を決定(というより腹をくくった...という方が正しい)そしてようやく今日、我が家に納品されたのだ。
Image045.jpg

ベーゼンドルファー170 、1977年モデルのリビルトではあるがウィーナ・トーンは健在。
はじめに少し触れてみたが、全く鳴らない。
全体的にこもった感じ、モコモコした感じで粒立ちがはっきりしない。
そこで、一本の電話、ピアノ商さんからの電話だ。
『ベーゼンは、ぶっ叩くのではなく毎日「今日はどんな声で歌いたいの?」と聞く様に弾いていくと鳴ってきますよ。』というお言葉。
そうして試してみるとビックリ!それまでと全く違った音がピアノから響いてきた。
空間と木の鳴りの質感、ほのかなエコー、音と音の間にある隙間が聞こえる。
気付くと小一時間も弾き続けていた。

『ベーゼンは気難しい彼女のようなもの』とよく言われるが、言い得て妙だと思う。
とまれ、これからこの人生のパートナーと、共に歩んでいけるという歓びも、じわじわとむねの置くから湧いてくる。

前任のパートナーは、結局知人のSさん宅に貰われていった。
家から彼女が運び去られていく時には、悲しくて悲しくて涙が出そうだった。
最後に今までで最高に磨いて、ピカピカの姿で送り出した。
さながら娘を嫁に出す父親の心境なのだろうか?
最後にトロイメライを弾いてお別れをした、

新旧交代の後は、今度は僕が慣れていく番である。

いずれは、この家でホームコンサートなどを月イチくらいで開きたいと思っている。
| 神の器 | 22:24 | トラックバック:0コメント:0
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出雲在住 即興ピアニスト、ヒーラー 

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