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即興音楽とインプロ、音と声と彼方との邂逅

即興実験工房 ゆにわ

飯塚ドラマスクールにて | main | 大阪~明石~姫路WS 後記
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日常にある歌
昨日、一昨日と、久しぶりに大阪に即興ソングワークで行ってきた。
毎年恒例で呼んで頂いているけれど、今年は大阪のみ。
不思議と今年は子供に関わるワークが多かった。
子供の視点、反応、自由さ不自由さ、今まで大人中心に行ってきたワークとは全く感触の違った経験を持てたことで、ファシリテーターとしての立ち方が少し変わったように思えた。

今回、特に意識していたのは「わらべうた」や民謡などにある、日本的なメロディについて。

今までは、どうしても、エンターテイメントとしての「インプロ」が海外産であるが故に、そこで目標にする「即興ソング」の形がどうしても西洋音楽に偏っていた。これは、初期にシアタースポーツで取り組んできた時に設定したジャンル・コールの定石パターンを踏襲していた事と、やはり一般的に大半のプレーヤーが洋楽、もしくは洋楽をベースにしたJ-POPを聴いているために、歌=西洋音楽的な歌 という風になってしまいがちだった。これは別にインプロの世界に限った事ではないし、あえていう程の事でもないかもしれないけれど、実はとても重要な気がする。

歌う事について、例えば「何か歌って」と日本人の誰かに言うとかなりの確率で「オンチだから」「リズム感が悪いから」と言って遠慮されてしまう。これは海外ではあまりない傾向らしい。実際にそれなりに歌えるし、そんなにオンチでもない。なのに、日本人は結構本当にオンチだったり、リズムが悪い、ただし、西洋的な音楽をやったら、と但し書きが必要だ。


仮にチャチャツボチャツボ…とか、だるまさんがころんだ…みたいな歌を歌って、そんなにオンチやリズムの悪い人はいない。こういう歌は大抵2つか3つの音だけしか使わないし、音程も比較的狭い範囲で成り立っている。
リズムに関してはどれも強拍のようでのっぺりしているが、時には「あんたがたどこさ」(あんたがたどこさ=4拍 ひごさ=2拍 ひごどこさ=3拍 くまもとさ=3拍 くまもとどこさ=4拍…) といったように複雑な拍子の曲もあるのに、誰もが難なく歌いこなしている。

つまり、日本語文化の中から産まれた歌は、日本語のアクセントに沿ったメロディとリズムをもっていて、こういう歌ならば自然と誰でも歌いこなせるようになっているという事だ。

なので、とにかくまずは音程を拡げたり、無理に西洋的なリズムの中に入れなくとも、わらべうたの替え歌みたいな形からどんどん展開していけばいい。実にシンプルな結論だけど、最近になってようやく、この辺りがかなり腑に落ちてきた。

ここにきて思うのは、こうしたわらべうたを主体にした遊び歌には、日常生活のニュートラルな意識がより投影されやすいのではないかという事。歌うことによって「何かになる」例えば誰か好きな歌手になりきるとか、オペラなどの既存の歌い方につい合わせてしまうのではなく、ただ「自分として歌う」という所に自然に落ち着くように思えるのだ。そして、それは、とても大きな意味がある。「日常の中にある歌」を、自己表現の一手段としてワークの中や、舞台上に引き出せるきっかけになりやすいと思えるのだ。

歌う事は何もそんなに特別な事じゃない。
誰でもが猫相手や赤ちゃんをあやす時に意識せず歌っている。
こうした日常にある素朴で美しい歌を、自信を持って人生や舞台の上で響かせてもらいたい。

そんな事を、考えている。


| インプロ・ワークショップ | 01:24 | トラックバック:0コメント:0
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Author:m-UTA-nt
出雲在住 即興ピアニスト、ヒーラー 

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