即興音楽とインプロ、音と声と彼方との邂逅

即興実験工房 ゆにわ

大野一雄先生 逝く | main | カヌーン到着
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| スポンサー広告 | --:-- |
明石ー 姫路 即興ソングWS 後記
5月22、23日と明石と姫路で即興ソング・ワークショップに行ってきました。
関西圏は、定期的に呼んで頂いているおかげで、メンバーも定着して、どんどんスキルが上がってきています。
去年、一昨年と年に一度ペースでしたが、今年から年2回に。前回から半年後のワーク、さて何を持ち込もうかと色々と画策しました。

これまでにも、関西では何度もワークショップをさせて頂いているので、即興ソングは通常のインプロのスキルがあれば少し伴奏側でフォローしていくだけで皆さん簡単に作れてしまいます。
歌詞もメロディーも即興で繰り出すのですから、みんな凄いなといつも感心しつつ、ピアノ弾いてます。
ですが、では伴奏がフォローしなかったらどうなのか?
安定したリズム、サビへの展開、コード感など、ある程度曲っぽく聞こえるように展開を作るには、やはり少し訓練が必要。
という訳で、今回はスキルアップのためのエクササイズをしつこいくらいやりました。
どーんと名曲誕生!みたいな感じはありませんでしたが、後半に向けてどんどんタイトになって来て、皆さんがしっかり音楽をつかんできている感じが伝わってきました。



しかし、僕自身このワークをさせて頂いているうえで、とても大事に思っている事が幾つかあります。
そのひとつは『音楽はどうやって生まれたんだろう?』ということ。

残念ながら現行の音楽教育の中で、自由に歌うとか、感情のおもむくままに声を出すとか、そういう音楽の根っこになっている部分ってかなり取りこぼされている感じがしています。
そのうえ譜面が読めなきゃ音楽できないとか、音痴、リズム感悪いとか、楽器ができないとか、はたまた歌うなんて恥ずかしい!とか。音楽って楽しそうと思いながら、なんとなくリスナーに留まっている方も多いのではないでしょうか?

ところが原始社会の黎明期に於いて、あるコミュニティーが音楽を持たずに存在した事は、まずないと思います。
音楽は非言語のコミュニケーション、言葉で上手く繋がれなくても、一緒に声を響かせば必ず笑みがこぼれる。
ここでは、誰が音楽家だとか、歌い手だとか、そういう区分がある訳じゃなくて、全員が歌い手であり、パフォーマーであり得ている。
僕は特にピグミー族の歌がとても好きです。彼らのコーラスは森の響きそのままで、自由な音、自由なリズム、生きる喜びにあふれています。
彼らの歌(音楽)は、まさに生活しているそのものから発生していて、音楽と暮らしの間に何の境界もない。
こういう音楽が、今、現代文明の中でほとんどといっていいほど失われている事は、本当に悲しむべき事ではないかと思います。

そんな『原初のウタ』と呼べるようなもの。
この社会の中でもう一度再興できないか?というのが、自分自身このワークを15年以上続けてきて、やろうと思っていた大きな目標のひとつなんだという事を、今回のワークを終えて改めて考えさせられました。

今回もアドバンス・ワークとして、非公開で少しアート的な即興ヴォイスとでもいったアプローチも試みました。
毎回少しずつ違ったフォーマットを試みているのですが、今回用いたのはダンスの『5リズム』と呼ばれるフォーマットと心理療法のフォーカシング的な手法を組み合わせたものを音楽的に転用して、ソロ~2人~6人~12人(+2人)という組み合わせてそれぞれ即興的に綴って頂きました。

それぞれ内部感覚に従って声を出していきますが、当然周りの声も聞こえるので自然に影響されていきます。
『インプロ』でのワークを沢山経験している参加者ばかりなので、これは特に顕著だったかもしれません。
このメンバーは気心もしれているので、生まれてくるサウンドも決して殺伐としたものでなく、体温を感じるような
温かみがあるのが心地よいです。

6人づつで行ったバージョンがディテールもよく聞こえてクオリティが高かったのですが、これは記録し忘れてしまいました。全員参加のバージョンはむしろエネルギーの固まりのようで、これはこれでなかなか面白い音場が生まれました。

全員参加の音声ファイルはこちらで視聴できます。(リバーブと、若干の音質補正はしています。)



来月はフリーフライツ主宰の『インプロ合宿in閑谷学校』にて中日の19日に2コマのワークを行います。

日程 : 2010年6月18日(金) 13:00
~ 20日(日) 13:00 (予定)
会場 : 閑谷(しずたに)学校(岡山県青少年教育センター)
   岡山県備前市 
講師:伽羅(キャラ)

下記のアドレスからお申し込みをお願いします。
PC http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P49346896
携帯 http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P49346896

お問い合わせ:kansaiimpro@gmail.com
| インプロ・ワークショップ | 00:57 | トラックバック:0コメント:4
コメント
不思議
試聴しました。なんだか日本人じゃないような…本当に民族サウンドですね。ちょっとアバターを思い出しました。
あ、今は(5:54あたり)OSHOのダイナミック瞑想のような雰囲気。良い解放にもなりそうですね。

2010.05.25 Tue 02:17 | URL | 901
先日はありがとうございました。歌うことは、基本的に得意な方でないので、どうだろうと思っての参加でした。終わってみてまだまだ得意ではないなぁと思いますが、個人的にトレーニングを積み重ねてみようという気持ちは、高まりました。即興で歌うのと、楽器を演奏するのでは、全く違う感覚なんだなぁというのが、とっても大きな発見でした。
ぜひ佐賀に来てください!!
2010.05.25 Tue 15:25 | URL | ばらさん
貴重な時間をありがとうございました。
うたさんの書かれていることを読ませていただきながら、ほっとしているところでした。

今回自分の中ではなんかうまくいってないような気がしてたのですが、赴くままに声を出せたかという点では、なんだよかったのかとポジティブになりました。

メロディを紡ぐとか、オブリガードとしてフォローしていくとか、よく聞いてその場に足りないリズムを刻むとか、そういう部分は自分の中でおそらく経験値が少ないから、うまくいってないと感じたんだろうと振り返っているところです。

即興で奏でる楽器を使ったものとは、共通するところもあり、また大きく違うところもあるんだなと、好きだけど音楽があまり得意ではない自分ですが、感じたところでした。
2010.05.26 Wed 05:51 | URL | ばらさん
ありがとうございました
苦手だ苦手だ、と言い続けながら、3年目の参加になりました。

実際に参加すると、
とても楽しくて、
すごく心地よくって。

歌っていいなぁ、
音楽ってステキって、毎回、思います。

うたさんのブログを読ませていただいて、
うたさんの想いが伝わってきました。
うまく言葉にならないのだけど、ジーンときています。

自分の中から溢れ出る感情や音をみんなで重ね合わせる心地よさ。
得意とか上手いとかそういうのじゃなくても、
音楽を楽しんでいいんだなぁって。

次は私も少しでもバージョンアップして、
はじめからワクワクして参加したいです。

合宿もよろしくお願いします。
2010.05.26 Wed 13:03 | URL | まめっち
コメントする














管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL
http://yuniwa.blog59.fc2.com/tb.php/142-b8e08077
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
| ホーム |

プロフィール

m-UTA-nt

Author:m-UTA-nt
出雲在住 即興ピアニスト、ヒーラー 

スタジオゆにわ 主宰
HPはこちら
ゆにわ HEALING & JOY

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索

RSSフィード
リンク
FC2カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。